2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

深紅

はじめは暗い話で、どこまで行くのだろうと思って読み進めたら、後半は救いも出てきた。 自分以外の家族を全部殺された被害者の女性がその殺人犯の娘を探し出し、殺人をそそのかす。ここまでは救いがないかと思った。 ところで、この作者は、2004年に亡くな…

赤朽葉家の伝説

戦中(第2次世界大戦)のころの少女が嫁に行き、子どもを生み、その子どもが、結婚し、子どもを生む。少女の孫が語り部となった大河小説風の渋さがあったのですが、最終章で軽いミステリーになってしまって、ちょっと残念な気持ち。高い山をようやく登ってつ…