2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

算法少女

1973年に岩波書店から出版された本が、2006年に筑摩書房から復刊しました。「算法少女」とはもともと江戸時代の和算(日本の数学)の書のタイトル。わかっているのはそのタイトルの本が出版されているという事実のみ。本の中身は当時の日本の数学の…

寿司屋のかみさん、エッセイストになる

投稿マニアから始めて、自分の本を出すのに7年かかったとか。寿司屋のかみさんだから書けることを書くという姿勢が成功の秘訣だったんでしょう。ものを書くってのそういうものなのでしょうね。いやぁ、勉強になりました。寿司屋のかみさん、エッセイストにな…

8の殺人

我孫子武丸のデビュー作。「本格」ミステリーということで、謎解きがしっかりしているのですが、最初の設定である「8の字型の建物」に無理があると思ったのは私だけ? 赤川次郎っぽいユーモアのあるところもあるのですが、やっぱりデビュー作だけあってこな…

パルプ・フィクション

タランティーノ監督の2作目にして、94年カンヌ映画祭で最高賞のパルムドールを受賞し、世界にその名を知らしめた傑作である。と解説にはあるのですが、私には・・・ ジョン・トラボルタを主演に抜てきし、完全復活させたことでも話題になった。と解説にはあるの…

大地の子

今は、TVドラマ「華麗なる一族」の原作者として有名なのかもしれませんが、それよりも「命がけの取材」で書いたのが本書だと聞いて文庫本で4巻なのですが読むことにしました。戦争・文革などに翻弄される人々の様子がしっかりした取材で読み応えのあるもの…

カポーティ

「ティファニーで朝食を」などで知られる作家、トルーマン・カポーティのドラマ。カンザスでの一家惨殺事件に興味を持った彼が、服役中の犯人に取材を試み、「冷血」として小説に書き上げるまでを描いたもの。 カポーティそのものをよく知りませんでしたが、…

イルマーレ

韓国映画が元でアメリカ版ができたというので見ました。 前の韓国版はほとんど忘れてしまいましたが、最初のシーンは知っている人と知らない人ではかなり受け止め方が違うと思います。中途半端に覚えている私は、最後まで暗い気持ちで映画を見ることになりま…

間宮兄弟

塚地武雅が気の利く弟役のようなんだけれど、どうもそう見えない。テレビの影響か?中島みゆきが母親役でかなり露出していてびっくり。 ちょっと間宮兄弟がリッチすぎてちょっとひいてしまいました。「反省会」はなかなかリアルだったような・・・。間宮兄弟 ス…