2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

女王陛下のアルバイト探偵(アイ)

気分爽快になることを期待して読みました。気持ちよく読めました。チョイ悪高校生が父親のスーパー探偵の助手をして、危険な目にあいながら女の子と恋に落ちる。前半は、ローマの休日のアクション編で、後半はインディージョーンズあるいは007だったので…

12歳の大人計画

松尾スズキに今注目していて、NHKの課外授業ようこそ先輩のカットされた部分を含めての記録ということで読ませていただきました。05年12月14日放送されたものは見ていませんが、かなりユニークな授業だったことが文面でも分かります。「子どもは大…

ふたりの証拠、第三の嘘

アゴタ・クリストフの三部作「悪童日記」につぐ2作品を一気に読みました。一気に暗くなりました。かなり複雑につながっているので読書後爽快!というわけにはいかなかったです。ついつい第4作を買ってしまいました。でもしばらくはつんでおこうと思ってい…

なんといふ空

映画「ココニイルコト」がこの本から生まれた。大変短いエッセイを膨らませて作られたということを知り、読んでみようと思いました。感想1映画はそんなに原作を膨らましていない。感想2転職の勧めみたいな側面もあるのかなぁ。いろいろなところから持って…

007/カジノ・ロワイヤル

007に望むもの。世界中の風景。美女とのからみ。荒唐無稽な最新兵器。イギリス的騎士道風スマートさ。などなど。 でも今回の作品はパーツはかなりそろっていると思うのだけれど、どことなく違う。美女とのからみは、フーテンの寅さんを思わず想像してしま…

脳男

江戸川乱歩賞受賞作ということで買い求めました。謎解き係りの女医の人間的な魅力がいまひとつで、主人公の男も最後までいい奴なのかどうなのか。続編を作りやすそうな終わりかたで、もしかしたらシリーズ化されているのかもしれませんが、私は読みたいとい…

悪童日記・どちらでもいい

あるブログの紹介で、「どちらでもいい」という本が面白そうなので読んだのですが、いまひとつで。そこに、その作家がその前に書いた3部作がすばらしい。とあったので、購入するまで度胸を決められず図書館で借りることにしました。「悪童日記」は一晩で読…

戦場のアリア

1914年、第一次世界大戦中のクリスマス・イヴ。フランス北部の最前線のノーマンズ・ランドで本当にあった話を下敷きにした映画という。クリスマス休戦はよく聞くけれど敵味方入り混じってミサなんてやるところがキリスト教圏だなぁと。人と人との理解って、…