2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

王妃の館

浅田次郎のプリズンホテルのフランス版。 途中くすぐりがあって、最後にほろりとくる。「水戸黄門なみの予定調和」 とっても好きです。水戸黄門なみに安心して、上下巻を読み終えました。王妃の館〈上〉作者: 浅田次郎出版社/メーカー: 集英社発売日: 2001/0…

私塾のすすめ

齋藤孝と梅田望夫の対談をまとめたものである。1960年生まれの2人が同じところと違うところを見つけあう。ある意味では愚痴の言い合い。ある意味では同志の表明。といったところ。 齋藤は別な本でも語っているように、 (自分を)バカにした人を、自分を…

親指の恋人

この作品発表後のインタビューで、作者は所得格差の話をされていましたが、まさにそのまんまの話。日本一高いボーナスをもらっている父親を持つ、ヒルズ族の大学生と、工場に非正規雇用で働く、トラック運転手(のちに植物人間)の父を持つ娘の心中話。最初…