2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

白い犬とワルツを

アメリカの作家の翻訳もの。外国文学を少しでも読みたい気分でしたので、映画化にもなった本作品を読んでみました。 主人公は、長年連れ添った妻に先立たれ、子どもたちからは心配され、これからの生活のよりどころを探している。すると、白い犬が寄り付くよ…

超「超」整理法

超整理法シリーズは昔から愛読しています。もちろん超整理法手帳も。 15年前にベストセラーであった前作のスローガンは、「分類するな。ひたすら並べよ」であった。今回は「分類するな。検索せよ」がモットーである。 最後に必要な力は、「問題設定力」「…

死体は語る

44のコラムから成り立っている本。ほとんどのコラムの中で死者を語っている。 一貫して強調されているのは、「死者の人権」。死んだら人権もなにもないと考えがちだが、なぜ自分が死ななければならなかったか。遺族は死の原因を正確に把握したい。(保険も…

陰日向に咲く

売れた作品なので、いつかは読もうと思っていた。しかし買ってまで読む意欲はなく、昨日図書館で見つけたので借りました。半日で読了。売れる本だから、さらっと読めてしまうのか、さらっと読めるから売れたのかはわかりませんが、短編がちょっとしたキーワ…

龍宮

芥川賞受賞者の作品を読んでみようと。この本は短編集ですが、鯛やひらめの舞い踊りといった擬人化されたどろりとした感触を持つ作品群です。 非日常の空気を吸いたい人にはお勧めかも。龍宮 (文春文庫)作者: 川上弘美出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005…

ホワイトグッドバイ

天国の本屋シリーズとは一線をかく作品。結構ハードボイルドです。北海道を舞台にテロリストが人間性を取り戻すといったような・・・ホワイトグッドバイ作者: 松久淳,田中渉出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2003/12メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) …

あの夏を泳ぐ―天国の本屋

天国の本屋シリーズの最新刊。いままでの作品の中で、しっかり描かれているせいか、本が厚いです。2人の女性の青春物語で、読んだ後でほっとしました。 ある意味「読む薬」ですね。あの夏を泳ぐ―天国の本屋作者: 松久淳,田中渉出版社/メーカー: 新潮社発売…