死体は語る

44のコラムから成り立っている本。ほとんどのコラムの中で死者を語っている。
一貫して強調されているのは、「死者の人権」。死んだら人権もなにもないと考えがちだが、なぜ自分が死ななければならなかったか。遺族は死の原因を正確に把握したい。(保険も含めて)そういった願いを実現するのが、法医学の立場なのだろう。

死体は語る (文春文庫)

死体は語る (文春文庫)