クォンタム・ファミリーズ
村上春樹の1Q84を下敷きにしている感じの作品です。時期的には、こちらの方が早いのでしょうが、作中で、「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」に言及されており、並行して存在する世界の行き来と、宗教がらみのお話になったのもかなりの影響があったのではないかと推察できます。
ちなみに「クォンタム」とは、量子だそうで、その「量子」とは、ウィキペディアでは、
量子(りょうし、quantum)は、1900年にマックス・プランクが発見・提唱した物理量の最小単位。古典力学では考えられなかった不連続な量であり、物理量はこの最小単位の整数倍をとることになる。量子を扱う自然科学の理論を量子論と総称する。量子の概念は、アルベルト・アインシュタインやニールス・ボーアらによって発展を続け、量子力学の建設へとつながった。量子の発見は、20世紀の物理学・諸科学に革命を起こした。
- 作者: 東浩紀
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/12/18
- メディア: 単行本
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