落語論
この本は3部からなる。落語の「本質論」、落語の「技術論」これは落語家が知っていればよいこととも言える内容。最後に「観客論」これは、もちろん観客としての心の持ち方。
落語は業を肯定している。つまり、善悪どちらかに加担しない。善も悪も、人のなせるわざならば、受け入れる。そこにあることを認める。そのときに善悪は等価値である。
誠に日本的な分析。
- 作者: 堀井憲一郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/07/17
- メディア: 新書
- 購入: 3人 クリック: 21回
- この商品を含むブログ (52件) を見る