ブッダは、なぜ子を捨てたか

 なかなか、エキセントリックな書名。著者は、インドの仏教が「無我の仏教」であるとすれば、日本の仏教は「無私の仏教」であった。そして、江戸時代になって、先祖崇拝=葬式仏教の原型に練り上げられた。と述べている。

ブッダは、なぜ子を捨てたか (集英社新書)

ブッダは、なぜ子を捨てたか (集英社新書)

 そこで、たまたま目に入った藤原正彦監訳の本を題名につられて読んでしまいました。もう「武士道」そのもの。和弓=弓道を外国人がどのように分析したかを著したもの。1939年の講演が1941年に日本語に翻訳され刊行され、今回、2006年に訳しなおされたので、大変読みやすくなっていると思います。(旧訳も読んだような気がするのですが・・・)
 ただ、日本における無我と無私の違いは読み取れませんでした。私が未熟者でした。

無我と無私 禅の考え方に学ぶ

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