しゃべれどもしゃべれども

 そんなに大感動、スペクタル!ではなく、ほんわかした日常のちょっといい話。なのですが、日本の伝統文化「落語」がベースにしっかりあるので、1本の映画になってしまいます。私は伊東四郎が落語の師匠としては好演しているのですが、本当の落語家にやってほしかったと思いました。国分太一が上手にやればやるほど、伊東との差が見えなくなる。師匠はやっぱり超越した業師であってほしい。