オンリー・ミー

 三谷幸喜のエッセー。情けない話のオンパレード。演劇のことはよく分からないのですが、彼の脚本による映画やTVドラマの笑いに通じるものを感じます。劇団の座付作家として「いかにして役者全員に役を割り当てるか」という命題を達成することが彼の作品が一人の主役の話でなく脇役にドラマがあるといった深みにつながっていることが分かりました。

オンリー・ミー―私だけを (幻冬舎文庫)

オンリー・ミー―私だけを (幻冬舎文庫)