カポーティ

 「ティファニーで朝食を」などで知られる作家、トルーマン・カポーティのドラマ。カンザスでの一家惨殺事件に興味を持った彼が、服役中の犯人に取材を試み、「冷血」として小説に書き上げるまでを描いたもの。
 カポーティそのものをよく知りませんでしたが、ノンフェクション作家、ルポライターの悲哀というか葛藤というかがドラマチックに描かれています。ハッピーエンドでないけれど気持ちが暗くなるのでなく心が深くなる自分を耕す映画でした。