告白
6章立てになっていて、それぞれの章は、1人称の「告白」で綴られる。
第1章が、教師。2章が女子生徒。3章が犯人Bの姉(ただしBの母の日記)。4章が犯人B。5章が犯人A。6章は、ネタばれの危険性があるので言及しませんが、できれば、違う人の方がよかったような気もするし、原作通りの方が締まったという気もして判断できません。
一番のテーマは、男の子と母親の関係性だと思うのですが、第1章があまりにも他の章とかけ離れているという印象が強く、もし、死んだのが男の子だったら少しは話が変わってくるのかなぁと代案まで考えてしまいました。
読後感は、小説を読んだというよりも、映画を見たような変な「あっさり感」があります。結局自分にとってリアルじゃなかったのかな。
- 作者: 湊かなえ
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2008/08/05
- メディア: 単行本
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