僕の哀しい失敗

 本人も書いているが、この短編集は、「フツウの人のフツウの青春時代」の話でかなり、著者の実話なのかと想像させられる。設定は、村上春樹の初期のころの物に近いが内容は違う。ただし、偶然なのか、2人とも1949年生まれ。林は慶応大学、村上は早稲田大学。あの頃はこんのふうだったのかなぁと、「時代考証?」できるかもしれない。

僕の哀しい失敗 (角川文庫)

僕の哀しい失敗 (角川文庫)