天地人

 タイトルの「天地人」という言葉が本文に2回は登場しています。普通はこれが小説の主題と密接な関係だと思うのですが、わたしとしては、兜につけた「愛」について解説が多く本文中にあり、作者は後半からそちらにシフトしたのではないかとかんぐっています。愛=仁愛(民の幸せを最優先にする)と書かれていますが、そこまで考えていたかどうか疑問。家来の幸せまでなら考えていたと思いますが。

天地人〈上〉

天地人〈上〉

天地人〈下〉

天地人〈下〉