問う女

 主人公の女性の半生を描いたドラマチックな物語。自分に自信がなくて、自分ばかり見つめて生きてきたために、周囲からは自分中心のわがままな女と見られ、まわりの人を傷つけていく。「私はなぜ人から愛されないの」という問いに、最後は自ら答えを出す。
 会話を最も大切に位置付けている職業と思えるアナウンサーがまったく機械的な対応で仕事をこなしてゆくことの意外性がこの話が他の作品との差別化をなしている。

問う女

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